悪魔は本当に居るのですか?

 全世界は悪しき者の配下にあることを知っている。  第一ヨハネ5章19節
この悪しき者とは悪魔、悪霊、サタンです。この世は確かにサタンの支配下にあります。だからキリストの、この世に来た大目的は、この悪魔を退治するためでありました。
 わたしが神の霊によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。    マタイ福音書12章28節
 聖書では、多くの場合、悪の霊的勢力は、蛇や龍に象徴されています。人祖アダム、イブをそそのかして人の世を乗っ取ったのが、蛇即ち悪魔でした。ここに人の不幸、呪いがはじまります。だからそれらを退治するのが、神の子キリストの仕事なのです。当然、悪魔は居り、あなたに巣くう。しかし面白い事に悪魔に憑かれている人ほど、「悪魔など居ない」と言います。また長い間、大部分のキリスト教会では、悪魔の存在について沈黙していて、悪魔払いをする男は、悪魔憑きと見なされていました。しかし、悪霊を追い出してこそ、神の国が来る(上記マタイ福音書12章28節他)のだから、悪魔払いなしに救いはないでしょう。