心と霊の相談室

 病気の原因は、いろいろあり、肉体の故障に原因を探るのが普通です。が、最近、肉体の病にも心が傷付き、それが元で体も悪くなる場合があると分かってきました。心因性の病気がそうです。ではそれですべての病気の原因があきらかにされたかというと、かならずしもそうでありません。
 古来、病といえばたいてい「霊的な障り」が原因であるとされたものです。現今ではこういう説はどうしょうもない無知で迷信の類と完全にバカにされ、誰も容易に信じません。しかし、よく事の真相を調べるとどうも何か得体の知れない不思議な人格的存在や働きを想定しないでは、原因を説明できない事が多々あるのです。
 問題は、その霊的なものとは何かにあります。
 霊とは、霊魂と同一視されるように、魂と理解してもよいでしょう。心の中の心、心の土台深層、怨念、信念心が固まったものというべきものか、むろん時空を越えるものです。肉体はこの魂の入れ物にすぎません。霊は必ずしも特定の入れ物に入る訳でなく、本来のものとは別物に入る場合があります。